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初詣とは?起源や由来を小学生にわかりやすく説明する方法!

初詣とはわかりやすく

毎年、お正月になると皆さんも初詣に行きますよね。

でも、もし子供に『なんで今から初詣にいくの?』とか『初詣って何?』って聞かれたときに、大人としてきちんと意味を答えられますか?

意外と大人もその由来など知らないって方も多いので、今回は初詣とは何かということを説明した上で、子供に伝えるべきポイントも合わせてご紹介していきます。

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初詣の起源や由来は?

初詣というのは、年が明けてから初めて、神社やお寺へ参拝をしにいくことをいいます。

元々、初詣という言葉は、平安時代にまでさかのぼりますが、「年籠り(としごもり)」という習慣から由来されているとも言われています。

では、年籠りとは、何かということですが、これは、村や家の長(一番偉い立場の人)などが地域ごとににいるとされている、氏神様のいる神社に、大晦日の夜から元日の朝まで一睡もせずに、籠もって、次の新しい年の豊作や、全ての人の安全を祈願するという風習です。

そして、その年籠りは、新たに形を変えて、「除夜詣」と「元日詣」の2つに分かれるようになりました。

除夜詣では、大晦日の夜に、元日詣は、元旦の朝にそれぞれお参りをするようになりました。

それぞれ、お参りをする際には、以下のような決まりがありました。

その決まりというのは、

①住んでいる地域の氏神様が祀られている神社や寺
②家の方向から見てその年の恵方の方角にある神社や寺

この2点です。
特に、②の方は、恵方にも関係していることから、『恵方詣り』とも呼ばれていました。

こうした除夜詣、元日詣、恵方詣は、江戸時代頃まで続いていきました。

その後、色々と形を変えて、大正時代頃より、今の初詣と呼ばれるお参りの仕方が世の中へと広まっていきました。

そして、今の初詣ですが、みなさんもお正月の間にお参りに行くという方が多いと思いますが、この時期にいくのにも、理由があります。

お正月には、松の内の期間と呼ばれるものがあります。

地域によってその考え方は、やや違うのですが、関東では1月7日までで、関西は1月15日までの期間中は、お寺や神社に、その土地を守る氏神様がいると言われていて、その氏神様に、今年1年の安全や祈願をしにお参りにいくのです。

松の内の時期に参拝に行ければ良いのですが、なかなか行けないという人もいるかもしれません。

しかし、そんな方にも朗報です。

初詣は、お正月以外に時期が例えずれ込んでも、その年に初めて神社やお寺を参拝すれば初詣としてカウントされるようなので、お正月の時期にこだわることはないようです。

初詣を小学生にわかりやすく説明するには?

さて、ここまで、初詣についてお伝えしていきましたが、大人の皆さんはご理解いただけたでしょうか。

大分、簡単には説明してきたつもりなので、もしかすると小学生でも学年の大きい子には上記の説明で伝わるかもしれませんが、もう少し小さい子に話す場合には、以下のようなポイントを入れて説明してみてください。

初詣というのは、昔から名前は違うけれど、今と似たようなことが行われていて、新しい1年を迎えるにあたって、家族の健康や安全を願ったり、その他の願いを叶えてもらうために神社にいる神様にお願いをしにいく行事の1つだよ。

こんな感じで説明してもらえれば、ポイントは抑えていると思います。

まとめ

初詣を何気なくしていたけれど、これからの初詣はしっかりとお参り出来そうですよね。

また、子供にも意味をしっかりと教えてあげることで、伝統を継承できるので、是非親子で話し合ってみてくださいね。


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