ココナッツミルクを料理で使うときに、全てを使い切れず余らせてしまったという経験をしたことがある方も多いはずです。
余らせてしまったけれどそのまま破棄するのはもったいないし、どうにかして使えない物か悩みますよね。
そこで、今回は余ったココナッツミルクの保存法や活用法などをお伝えしていきます。
好きなところから読む
ココナッツミルクって冷凍保存できるの?
ココナッツミルクが冷凍保存出来るかどうかということですが、冷凍することは可能です。
少しの時間なら冷蔵庫で保存しても問題はないですが、ココナッツミルクは非常に油分が多く、時間が経つと酸化してしまうため、使わないのであれば出来るだけ早めに冷凍保存することをおすすめします。
ココナッツミルクの保存の方法は、今からお伝えしますが、注意してほしいことを先にお話していきますね。
ココナッツミルクの多くは、缶に入っていることが多いですが、必ず缶から出して保管することが必要です。
缶のまま保存してしまうと、缶に含まれているスズという物質が流れ出してしまい、缶が腐さり、ココナッツミルクにも影響が出てしまいます。
缶だけではなく、もちろん紙パックなどに入っている場合にも、同様の対応が必要です。
紙パックの場合腐るなどはないですが、品質保持のためには容器を移したほうが良いのです。
また、ココナッツミルクですが、開封してから保存するまでに時間がかかると劣化が始まってしまい品質に不安が出てきます。
開けたときよりとろっとしている
ミルクの表面に膜がはる
酸っぱいニオイや味がする
などの変化が出てきたら、劣化してきている可能性が高いので、冷凍保存などはせずに破棄するようにしてください。
では、注意点をご理解いただいた上で、続いて保存方法についてお話していきますね。
冷凍保存の仕方は、2つです。
①ジップロックを使った保存方法
ココナッツミルクは、先ほどもお伝えした通り、空気に触れると酸化が進んでしまいます。
その酸化を抑えるには、出来るだけ密閉しておくことが必須です。
そこで、活躍するのが、ジップロックなどの密閉袋です。
手順です。
①ココナッツミルクをよく混ぜて分離をなくす
②ジップロックなどにココナッツミルクを注ぐ
③袋を平らにして空気をしっかり抜いて蓋をする
④金属トレーなどにのせて冷凍庫に入れる
⑤急速モードがあれば急速で、なければそのままで冷凍を開始する
⑥凍れば完成
ポイントは、出来るだけ空気を抜くことと、袋にたくさん入れすぎないことです。
たくさん袋に入れてしまうと、空気を抜きにくいですし、何より冷凍したときに、固くてなかなか必要分を取り除くことが出来なかったりするので、あまり厚みを出さないようにすると良いでしょう。
たくさんある場合には、ジップロックを複数に分けて冷凍してみましょう。
②製氷皿と密閉容器や袋を使う
より細かく、そして小分けにしたい場合には、製氷皿をつかうのがオススメです。
蓋付きのものがよりオススメですが、なければ普通のものでも大丈夫です。
手順です。
①ココナッツミルクをよく混ぜて分離をなくす
②ココナッツミルクを製氷皿に8~9割ほど注ぐ
③製氷皿用に蓋をするか、ラップをしっかりとかける
④冷凍庫に入れる
⑤完全に凍ったら、製氷皿から取り出し密閉容器や密閉袋に入れて空気をしっかり抜いて保存して完成
冷凍保存したココナッツミルクの解凍方法は?
続いては、冷凍保存しておいたココナッツミルクを解凍する方法です。
料理によっては、凍ったまま使う事も出来ますが、解凍方法を2つほどおつたえしていきますね。
①自然解凍
急ぎではない場合や、量が少ない場合には、自然解凍がオススメです。
自然解凍する場合は、常温ではなく、冷蔵庫のなかで行います。
使いたい量を冷凍庫から取り出し、冷蔵庫へ移してください。
ジップロックに入ったままであれば、そのまま移してOKですし、製氷皿で作ったキューブ型なら深めのお皿などに移してお皿にふんわりラップをかけたものを冷蔵庫にいれてください。
ジップロックに入ったものなら3時間から半日程度、キューブ1個なら1時間程度で解凍出来るでしょう。
②電子レンジを使う
あまり時間がない、早く使いたいという場合には、電子レンジがオススメです。
ジップロックのものを解凍する場合には、使いたい分をポキポキ折って、耐熱皿に入れてラップをします。
キューブも同様に耐熱皿に入れてラップをかけてください。
そして、600wで20秒程度温めます。
温めたものの様子をみてまだ凍っているようなら+10秒ずつ加熱してください。
電子レンジを使う場合、急な温度変化で水分が飛び跳ねたり。温めすぎて蒸発してしまうこともあるので、必ず少ない秒数から温めるようにしてください。
そして火傷にも注意するようにしましょう。
ちなみに、ココナッツミルクは、品質を保つ為にも、冷凍したら半月~1ヶ月を目安に使い切るようにしてくださいね。
ココナッツミルクがたくさん余ったときの活用法!
料理などに使うことが多いココナッツミルクですが、余った時の活用法をお伝えしていこうかと思います。
料理のレシピなどはたくさんあるので、今回は料理に活用ではなく、美容のために使う方法をお話していきます。
①入浴剤として使う
ココナッツミルクは非常に保湿効果が高く、肌の乾燥などからお肌を守ってくれる効果があります。
アレルギーなどがなければ年齢など関係なしにいつからでも安心して使えます。
使い方もとても簡単で浴槽にためたお湯に大さじ5杯程度のココナッツミルクを入れてよくかき混ぜるだけでOKです。
②手作りのメイク落としとして使う
市販のものはどうしても刺激が強かったりして肌に負担をかけやすいですが、ココナッツミルクなら安心です。
ココナッツミルク1に対して、ベビーオイルまたは、ココナッツオイル2の割合でよく混ぜたものを、メイクにのせて優しくクレンジングしていきます。
汚れだけでなく、ココナッツの成分でしっとり保湿も出来ます。
※初めて使う場合には、腕などに少し垂らして様子をみるパッチテストをしてくださいね。
③スキンケア・ヘアケアに使う
ココナッツミルクは、ビタミン類や脂質が豊富に含まれていて、肌や髪などの成長にとても優れた効果を発揮してくれます。
スキンケアとして、普段使っているような乳液感覚で洗顔後に顔に塗布したり、ココナッツミルクを染みこませたものを顔にパックさせたりするのも良いでしょう。
また、これからの時期、日焼けなどをしてしまったときにもオススメです。日焼けなどで荒れてしまった肌にも塗ることで、肌の回復を助ける効果があります。
そして、髪にもココナッツミルクを使うのは良いでしょう。
紫外線や乾燥によるダメージで傷んでしまった髪に潤いやハリを与えて、サラサラな髪に戻ります。
シャンプー・リンスの後にココナッツミルクを髪に塗布して、1~2分程度置いたあとにお湯で流すようにしてください。
ココナッツミルクって冷凍保存できる?余ったときの活用法は?のまとめ
ココナッツミルクの冷凍保存方法や、余ったときの活用法についてご紹介しました。
・ココナッツミルクは冷凍保存が可能で、品質保持のため出来るだけ早めに冷凍する
・冷凍保存は、ジップロックなどの密閉袋か製氷皿で冷凍する
・解凍は自然解凍か電子レンジでの解凍
・ココナッツミルクが余ったら、美容関係で使うのがオススメ
ココナッツミルクは非常に栄養素が高くて最近注目されている食材でもありますし、大容量でも安く手に入れることが出来るので、余ったら冷凍保存したり、食べるだけはなく、美容などで外面からも栄養を取り入れられるように有効活用してみてくださいね。
コメントを残す