布団の上にゴミかと思ったら、なにやら動く物体が・・・。
よく見ると小さい虫でぞっとしたなんて経験がある方も多いのではないでしょうか。
布団に虫がつくことは意外とあることなのですが、どんな虫がついてしまうのでしょうか。
そこで、今回は布団につきやすい虫を色別に、そしてついたときの対処法などお伝えしていきます。
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布団に小さい虫!黒・茶色・白いヤツの正体は?
布団に虫が付着したときに、考えられる虫の正体を色別にお話していきますね。
ちなみに、特に布団につきやすく肉眼で見える虫に限定してお伝えします。
黒色の虫
①ヒメマルカツオブシムシ
この虫は、カツオブシムシ科に属する昆虫です。
もともとは、カツオ節を好んで食べる虫とされていましたが、カツオ節だけでなく、衣類や布団などの繊維も好物で被害にあうことが多々ある虫です。
幼虫のうちは、おおよそ5㎜くらいの大きさで、やや細長い形で、短い毛で覆われています。幼虫の期間は約300日間で、その間に、7回から9回脱皮を繰り返し、食害だけでなく、衣類や布団などの繊維を食べて成虫になります。
成虫になると、3㎜ほどの大きさになり、白と茶色(黒)のまだら模様が特徴的になります。
実は、幼虫の時には、害があるのですが、成虫になると噛んだりしなくなるので、除去は必要ですが、まったく布団にいても問題はありません。
②ヒメカツオブシムシ
この虫も、カツオブシムシ科に属する昆虫です。
ヒメマルカツオブシムシと生態は非常に似ていますが、見た目がちょっと違います。
幼虫の時は、赤褐色でがかった芋虫のようで、全体が毛で覆われていて、尾端からは長い毛の束が出ています。大体6~9㎜ほどの大きさです。
幼虫の時期は約300日なのですが、場合によっては600日なんてこともあるそうです。
食害や衣類・布団の繊維を食べて成虫します。
成虫は、3.5~5.5mmほどの大きさで、黒色、楕円形です。
こちらも成虫になると特に害はない虫ですが、光の方向に向かって飛ぶ性質を持っています。
茶色の虫
シバンムシ
シバンムシにはいくつか種類があるのですが、どれも、ゴマのような形をした茶色い小さなムシです。
幼虫の時は、透けた白っぽい色をしていて、「シバンムシアリガタバチ」という害虫が寄生します。
このシバンムシアリガタバチというのは、ありのような形をしているのですが、毒針をもっているので、人が刺されると赤く腫れて傷みをもつことがあり厄介な虫です。
成虫になると、2~3mmほどのゴマのような形の茶色い虫になり、畳がひいてある部屋に生息しやすくなっています。畳の他にもお米や小麦粉などにも生息しやすいのです。
白色の虫
チャタテムシ
チャタテムシは、体長2㎜以下と小さいのでギリギリ肉眼で見えるかどうかというところです。
カビが大好きで、カビやホコリなど汚れが溜まりやすい場所に生息しています。
布団など湿気が多くなるところでよく目撃されます。
布団に小さい虫を見つけたときの対処法は?
布団に小さい虫を見つけたとき、つい慌ててしまいますが、まずは落ち着きましょう。
すばしっこい虫ももちろんいますが、すぐに駆除出来るレベルのものも多いので、虫を見つけたときは、いくつか準備をしましょう。
①ティッシュを使って処理
小さい虫を駆除する場合、ティッシュを使ってさっと取り除きましょう。
②ガムテープなどの粘着テープを使う
ティッシュで潰すことに抵抗がある場合には、ガムテープやコロコロといった粘着剤を使うのがオススメです。
掃除機はNG
小さい虫をみたとき、慌てて掃除機を使ってしまう場合がありますが、虫を掃除機で吸うのは基本的にNGです。
特に小さい虫の場合、掃除機で吸い込んでも、掃除機の通気口から飛び出してしまう可能性が非常に高いので、駆除することが出来ません。
ですので、確実に駆除するなら、ティッシュor粘着テープが良いでしょう。
布団に小さい虫を寄せ付けないための予防方法は?
布団に小さい虫を寄せ付けないようにするためには、定期的に予防しておく必要があります。
布団に虫を寄せ付けない予防法
①布団をよく乾燥させる
就寝中には大量の汗をかき、布団には湿気が籠もっています。湿気がこもったままだと、カビなども発生しやすくなり、それをエサとするために虫がたかってきます。
そのため、布団は天日干ししたり、布団乾燥をしたりして適度に乾燥させましょう。
②シーツなどを洗濯したり布団の汚れを落とす
シーツを定期的に洗濯することはもちろん、布団にも汚れが溜まってしまうので、布団専用の掃除機をつかって掃除したり、コロコロをつかってゴミを取り除いたりするようにしましょう。
また、どうしても汚れが気になるときは、クリーニングなどに出すのも良いですね。
③部屋の換気をしっかりする
布団だけでなく、部屋が汚れて居たり、湿気が籠もっていたりすると、虫も近寄ってきやすいので、全体を換気してキレイにしておきます。
④防虫剤の使用
布団を使わないときに保管するとき、何もせずにしておくと虫が湧いてくるので、布団専用の防虫剤などを使い普段から予防しておきます。
また、お部屋に市販の燻煙剤などを使って、害虫予防しておくのも良いでしょう。
布団に小さい虫が!黒・茶色・白の正体は何?対処法は?のまとめ
布団につきやすい虫について種類や対処法、予防法をご紹介しました。
・黒い虫→ヒメマルカツオブシムシやヒメカツオブシムシ
・茶色い虫→シバンムシ
・白い虫→チャタテムシ
・虫はティッシュor粘着テープで駆除する
・普段の出来る対策は4つ
①布団をよく乾燥させる
②シーツなどを洗濯したり布団の汚れを落とす
③部屋の換気をしっかりする
④防虫剤の使用
小さい虫は、季節関係なくつきやすいので、布団をキレイに保ったり予防をしっかりするようにしましょう。
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