5月下旬~7月頃に青梅の最盛期で、この時期になるとスーパーなどで青梅が発売されます。
青梅を使って自家製の梅シロップを作るという人も多く、意外と青梅の需要って高いんです。
そんな梅を使って初めて梅シロップを作ろうと意気込んだけれど、つけた後の梅の行方について疑問に思うという人が多いようです。
そこで、今回は梅シロップの梅の取り出し時期や取り出した梅の使い方などお伝えしていきます。
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梅シロップの梅は取り出すべき?時期はいつ?
梅シロップを作るために、梅を漬けることになりますが、いつまでつけておけば良いか悩むところですよね。
大体の目安なのですが、漬けてから10日から~15日前後と言われています。
そして、見た目にもう少し分かりやすくお伝えすると、固かった梅がシワシワになって凹んだような感じに見えるときに取り出すのがベストです。
というのも、梅からジワジワとエキスが出てくるので、そのエキスが梅の中から出切ると、シワシワになって、ほぼ完成という合図でもあるのです。
大体梅がシワシワになるころには、一緒に入れた氷砂糖も溶けきっているので、すっかり完成になっているので、取り出すようにしてください。
こんな梅もあるので注意
使う梅によっては、シワシワにならないものも実はあります。
黄色く熟してきている梅や、梅に切り込みなどを入れたりしたものは、どんなに漬けても、シワシワにならない可能性が高いので、時期をきちんとみて取り出すようにしてください。
ちなみにシワシワにならなくても梅のエキスは放出されているので安心して漬けてくださいね。
シロップではなく、梅酒を作った場合、漬けた梅をそのまま入れておいてお酒と一緒に楽しむパターンもありますが、シロップの場合には、必ず放置せずに取り出すようにしてください。
梅シロップの梅を取り出す理由
梅がカビるから
梅酒の場合には、アルコールが入っているので、梅が消毒されている状態なのでなかなかカビが生えてきません。しかし、シロップの場合には、アルコールは一切使わず、砂糖で漬けるので放置しておくと、シロップの中でカビが発生してシロップも使い物にならなくなってしまいます。
ですので、シロップが完成したら速やかに取り出すようにしてくださいね。
梅が発酵してしまうから
梅の実に常在菌があって、それが漬けておくことで徐々に発酵されてしまい、ガスが発生してしまい、シュワシュワの泡が発生してしまいます。発酵が進んでしまうとシロップの腐敗が進んでしまうので、早めに取り出すようにしてください。
ただし、梅の実を取り出しても、シロップが発酵してしまうこともありますので、そちらも注意して様子をみてくださいね。
梅シロップの残った梅は食べられる?おすすめレシピも!
シロップが完成して、シワシワになったり変化は見られますが、大量に梅が残ることになりますよね。
まだなんとなく使えそうだし、捨てるのももったいと思いますよね。
でも、青梅って少し毒があるからそのまま食べちゃダメって聞いた事もありませんか?
結論からいうと、梅シロップにつけた残りの梅は食べられます。
確かに、青梅には毒性があります。
けれど、その毒は大人で300個、子どもで100個くらい一気に食べないと致死量には達しないので、梅シロップの梅の量なら全く問題はありません。
しかも、糖分でつけ込まれることによって、実が熟した状態へ変化して、その毒性も一気に薄まり、食べても平気なので、安心して食べることが出来ます。
漬けた後の梅は、そのままでも食べてももちろんOKですが、なんとなく味気がなくなっているというか、見た目がシワシワですので、少し手を加えた方がおいしく食べられます。
そこで、オススメなのは、簡単に作れる梅ジャムです。
パンに塗っても、ヨーグルトにかけても良しのおいしい手作りジャムです。
梅ジャムのレシピ
<~材料~>
梅シロップから取り出した梅
砂糖:用意した梅のgの半分の量
水:ひたひた(材料が少しだけ水から出ている状態の水の量)
①梅の種を取り包丁などで細かく刻む
②鍋に①と梅の身ひたひたになる程度の水を入れる
③弱火にかける
④少ししたらかき混ぜながら砂糖を数回に分けて入れる
⑤砂糖を入れ終えたらさらにかき混ぜながら煮詰める
⑥実が柔らかくなって全体がトロッとしてきたら火を止めて清潔なビンなどにつめる
⑦冷めて蓋をしたら完成
※焦げやすいので弱火で煮詰めてくださいね。
また、煮詰めすぎると冷えた時に固まりが強くなってしまうので、トロッとしてきたら火を止めてください。
梅シロップの残った梅は冷凍できる?おすすめ保存方法は?
梅シロップの梅が結構な量残ってしまうと、食べきることが出来ないのでそういった場合には、冷凍するのがオススメです。
冷凍しておけば半年ぐらいもつので、使い方次第でアレンジもできるで良いでしょう。
おすすめの保存方法は2つです。
①種を取り除き密閉袋へ入れて保存
冷凍するのなら、種を全て取り出すようにしましょう。種を取り出したら、それらを密閉できる袋に入れて空気をしっかり抜いてチャックをしめて、冷凍庫へ入れて完成です。
②ペースト状に加工してから保存
①より、解凍後に使いやすいのが、このペースト状にした状態です。
時間があれば、こちらで保存したほうがおすすめです。
方法は、梅の実から種を取り出します。
フードプロセッサーがあれば使い、なければ包丁を使って出切るだけ細かく叩くようにしてペースト状にします。
それを密閉袋に入れて平らにのばして空気を抜きながらチャックをしめます。
袋の上から軽く指などで圧(凹ます)をかけておくと、凍った後も袋の上からパキッと折れやすく使いたい分だけ取り出せます。
梅シロップの残った梅は取り出すならいつ?食べられるの?のまとめ
梅シロップの残った梅についてご紹介しました。
・漬けた梅を取り出すのは、シワシワになる10~15日前後
・梅はカビや発酵予防の為に必ず取り出す
・取り出した梅は食べれて、梅ジャムにするのがおすすめ
・残った梅は、種を取り除きそのままorペーストにしてから冷凍保存する
ちょうど今(6~7月)が梅シロップを作る良い時です。
漬けて残った梅も加工して美味しく食べることが出来ますし、食べられない分は冷凍しておけば半年ほど楽しめるので是非試してみてくださいね。
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