夏の終わりから、秋にかけて日本では台風の時期へさしかかりますね。
台風が多いと、学校が休校になったりして子供から台風のことを聞かれたりしたなんて経験もあるのではないでしょうか。
子供から台風の○号とかってどういうこと?と聞かれて直ぐに答えられるかというと難しくて頭を抱えてしまうことありますよね。
そこで、今回は台風の号数の数え方や、日本へ上陸した台風の最大数などお伝えしていきます。
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台風の号数の数え方ってどうなってるの?
台風の時期になると、台風○号が発生しましたとよく耳にしますよね。
○号という号数が台風の発生したときに数え方として使われているのですが、たまにニュースなどで番号が飛んで発生したのを聞くと、なんとなく違和感をもつという方もいるのではないでしょうか。
そこで、この号数で数えられている台風はどのような仕組みになっているの詳しく説明していきますね。
そもそも台風が発生したとき、一般的に数える方法として、番号方式とリスト方式があります。
番号方式というのが、いわゆる○号で表すもので、リスト方式はネーミングで表すものです。
番号方式
番号方式は、その年の初め、つまり1月1日から、発生した台風を順番つけしています。
ですので、始めて発生したものを台風1号とし、それから次に発生したものを、2号、3号、4号・・・・と順番づけていくのです。
ただ、みなさんもお気づきかと思いますが、日本では1号や2号など数字が若いものはあまりメジャーではありません。
というのも、台風は発生しても発達せずに日本海付近に来る前に消滅したり、北上出来ずにいるからなのです。
そのため比較的若い番号はあまり馴染みがないかもしれません。
偏西風や太平洋高気圧の関係で日本では夏の終わりから秋にかけて台風のシーズンになりますが、その頃には10番台の数字の号数の台風が発生していてこちらはよく聞くものとなります。
日本に来たときには台風15号とか数字が大きくなっていたりしますが、実際に台風はどんどん発生しても、日本に上陸するものは限られているので、番号=日本に上陸した数ではないので、注意が必要です。
あくまで、番号は上陸したしないではなく、台風が発生した数で読んでいるということなのです。
ちなみに、1桁~2桁の番号で表示されていますが、これは簡易的なものなんです。
実は、省略しないで番号を示すときには、西暦の下(2桁)+発生番号(2桁)の4桁で表示がされるんです。
例をあげると、2019年に発生した15番目の台風だとしたら、「台風1915号」という風に記載されますし、気象庁による正式な表記では、「令和元年台風第15号」表記されそれぞれ番号だけでも様々な表記の仕方があるのです。
リスト方式
リスト方式は、日本では採用がされていませんが、外国ではリスト式で台風が呼ばれています。
よく人名だったり、物の名前だったりと日本人の私たちからみたら、とても不思議な感じもしますが、番号式で呼ぶより覚えやすいという理由で世界的にみるとリスト式の方が圧倒的に多く採用されています。
リスト式場合、あらかじめ台風が発生する前より、世界の気象機関の中でネーミングが決められており、台風が発生したら、その決められていた順番の通りに名前が当てはめられて呼ばれるようになるのです。
台風は過去最大で何号まで日本に来たことがあるの?
台風は時期を関係なく発生していています。
まず、台風の発生数から見ていきましょう。
ここ10年の発生数ですが以下の通りです。
2019年 | 29 |
2018年 | 29 |
2017年 | 26 |
2016年 | 27 |
2015年 | 27 |
2014年 | 23 |
2013年 | 31 |
2012年 | 25 |
2011年 | 21 |
2010年 | 14 |
10年の中だと最も上陸数の多い年は2013年の31個、少ないのは2010年の14個です。
平均的に見ても、毎年20~30個以内の台風が世界的に発生していることになります。
ちなみに、もう少し時代をさかのぼると、1967年には39個、1994年と1974年は36個、1996年には35個と、少しだけ昔の方が発生数は多いようでした。
そして、このうち、日本に上陸した台風はいくつあるのでしょうか。
再びここ10年での台風で見ていきますね。
2019年 | 5 |
2018年 | 5 |
2017年 | 4 |
2016年 | 6 |
2015年 | 4 |
2014年 | 4 |
2013年 | 2 |
2012年 | 2 |
2011年 | 3 |
2010年 | 2 |
ここ10年では、最も多い2016年で6個、少ない年で2個ほどしか台風は上陸していないことが分かります。
平均的にみても、毎年2~5個くらいの台風が日本に上陸していますが、ここにはあげていないですが、過去には2004年に10個の台風が日本へ上陸したことがあり、この年だけ桁違いの台風の通過がありました。
気象庁のホームページによると、1951年からのデータしかないですが、日本への最大台風は10号(個)ということになります。
※10号と書いてますが、2004年は29個の台風が発生して、そのうちの10個もの台風が日本へ上陸したという意味なのでお間違いないようにしてくださいね。
台風の号数の数え方は?過去最大で何号まで日本に来た?のまとめ
台風の号数の数え方や、過去最大何号まで日本に来たのかなどをご紹介しました。
子どもに台風のことを説明するときのポイントは・・
・台風○号という数字は、台風が世界的に発生した数であるということ
・毎年発生する台風は20~30個くらいだが、そのうち日本へ上陸するのは2~5個
・上陸数として最も多かったのは、29個発生したうちの10個ということ
意外と簡単に説明することができるので、もしお子さんに聞かれて困ったら今回の記事を参考にしてみてくださいね。
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