玉ねぎを料理に使おうと色々な切り方やすりおろしなどをしますよね。
結構玉ねぎのあるあるなんですが、切ったあと調理したとに苦くってびっくりしたなんて経験したことが1度はあると思います。
あの独特の苦みやえぐみは、子どもならもちろん嫌がりますし、大人だって苦手な人は多いはずです。
そこで、今回は玉ねぎが苦いときの対応や苦みが出にくい切り方などお伝えしていきます。
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玉ねぎが苦いときの対処法(生スライス、すりおろし、調理後)
玉ねぎをスライスしたり、すりおろしたりと色々な料理によって使いわけをすると思います。
そのときどきで苦みが出てしまった場合、どうにかして食べやすくしたいところですよね。
そこで、苦かったときのいくつかの対処法を項目に分けてお伝えしていきますね。
玉ねぎの生スライスが苦い時の対処法
酢水を使う
玉ねぎが苦かったり辛かったりするときに、結構水でつけるという人はいるかと思います。
水だけでも、結構苦みが消えるのですが、より苦みを消すときにオススメなのが、水に少しのお酢をプラスすることです。
方法は、ボウルなどに玉ねぎが浸かるくらいの水をいれて、そこに大さじ1程度のお酢を入れて軽くかき混ぜます。そのまま玉ねぎを10分ほど酢水につけて、よく水分を切り完成です。
水だけよりも、酢水の方が辛みも抜けますし、意外とシャキシャキ感も残っているので、おすすめです。
ただし、お酢を使うとほんのり玉ねぎにお酢のニオイが残ったりするので、お酢が苦手な方は、お酢をもう少し減らすか、まろやかタイプのお酢を使用するようにしてみてくださいね。
砂糖を使う
えっ!?砂糖を使うの?塩の間違いなんじゃないのかと思いますよね。
実は、砂糖って意外と有能なんですよ。
塩もみより砂糖で揉んだほうが、苦みが取れやすく味がまろやかになるんです。
方法は、スライスした生の玉ねぎの上に少し多いかなと思うくらいの量の砂糖を振りかけます。
5~10分ほど置くとしんなりしてくるので、玉ねぎを持ってギュッと絞ります。
水分が抜けるので、ある程度抜いたら、ボウルにお水を用意してその中に玉ねぎをさらします。
5分ほどさらした後に、水から玉ねぎを取り出し、水分をしっかりと絞り出せば苦みが抜けています。
待ち時間が少し長くなってきますが、先ほどご紹介したお酢が苦手という場合には、こちらの方法がオススメです。
玉ねぎのすりおろしが苦いときの対処法
加熱してから冷ます
すりおろした玉ねぎが苦かった場合、加熱することで苦みを消すことが出来ます。
加熱する方法は、直接フライパンや鍋を使うか、電子レンジで加熱する方法です。
①フライパンや鍋を使う場合
すりおろした玉ねぎをフライパンに入れてから、火にかけます。
弱火にして、フライ返しや菜箸などを使って常に炒めるようにしてください。
量にもよりますが、5~10分ほどゆっくりと時間をかけて炒めると苦みが消えます。
直火の場合、焦げやすいのでしっかりと様子を見ながら行ってくださいね。
②電子レンジを使う場合
耐熱性の容器にすりおろした玉ねぎを入れてふんわりとラップをかけます。
500~600wで30秒チンします。一度味をみて苦いようなら更に10秒ずつプラスして加熱してみてください。
電子レンジで加熱した玉ねぎは大変熱くなっているのでヤケドに注意してくださいね。
リンゴやレモンなどの果物をプラスする
ドレッシングなどにすりおろし玉ねぎを使用する場合にオススメなのが、リンゴやレモンなどを使う方法です。
方法は、すりおろした玉ねぎに、すりおろしたりんごや絞ったレモン果汁を混ぜ合わせるだけです。
果物の酸味や甘みなどが合わさることで、玉ねぎの苦みが緩和されますし、フルーティーな感じになるので、お子さんなどでも食べやすいかと思います。
料理によって果物を使いわけるとより良いでしょう。
すりおろししたあと放置する
とても単純で簡単な方法ですが、この放置するというのも実は一理ある方法なんです。
というのも、玉ねぎの苦みなどは、揮発性なので空気に触れるとなくなってしまうんです。
方法は、すりおろした玉ねぎを常温で放置して、ときどきスプーンなどで大きく空気に触れるようにかき混ぜるだけです。
ただ、放置する場合、少し時間がかかるので、暑い時期や梅雨の時期など食材が傷みやすかったりするので、注意が必要です。
玉ねぎが調理後に苦いときの対処法
調理したあとの玉ねぎが苦かったという経験もあることでしょう。
調理法によっては、他の材料と混ざったり調味料でうまく苦みが消えてしまうこともありますが、中には、全然苦くて食べられないなんてことも!
そんなときには、以下の方法を試してみてください。
電子レンジで玉ねぎだけ再加熱
料理にもよりますが、大変ですが取れるだけ玉ねぎをその料理から取り出してください。
そして、その玉ねぎを耐熱容器に入れてラップをかけて電子レンジで500~600wで2~3分加熱してください。
焦げやすいので様子を見ながらチンします。
温めた後、料理に戻せば完成です。
細かく刻んで料理に戻す
もし苦い玉ねぎが大きく形を残している場合、これまた大変ですが、玉ねぎを料理の中から取りだしてください。
そして、その玉ねぎを出来るだけ細かくみじん切りにして料理に戻します。
繊維を断ちきることで苦みが緩和されるでしょう。
玉ねぎが苦いのはなぜ?
そもそも玉ねぎが苦かったり、辛かったりするのは何だろうと疑問に思いますよね。
実は、苦みなどの原因は、硫化アリルという化合物が含まれているからなのです。
この硫化アリルは玉ねぎに多く含まれているので、切り方などによっては、この物質が大量に放湿されるので、食べた時に苦みを感じてしまうのです。
ただ、この苦みのもとは、水溶性で溶けやすく、かつ揮発性に富んでいるので、水に浸したり、空気に触れたりすることで簡単に消えてしまうのです。
そしてもう1つ!!
苦いのは嫌ですが、良い面もあるのですよ。
よく玉ねぎを食べると血液がサラサラになったりすると言われていますが、これも硫化アリルのおかげなんですよ。
しかも、苦みは水溶性で消えてしまいますが、栄養はほとんどそのままなんです。
さらに、加熱したりすると成分が変わるので、コレステロールなどを抑える働きが強くなるので、より健康には優れたものになるのです。
玉ねぎの苦味を柔らげる切り方は?
玉ねぎを出来るだけ苦みの少ないものにしたい場合、切り方がとても大事になります。
ポイントは大きく分けて2つ!!
①出来るだけ薄くスライスする
玉ねぎを苦くしないためには、出来るだけ薄くスライスすることが必要です。
薄くスライスしたほうが、面積が少なくなるので苦みを感じにくいですし、切ったあとに水にさらしたりしたときに早く苦みの成分が抜けたり、空気中に苦みが放湿されやすくなっています。
包丁で難しい場合には、スライサーなどを使って薄くするのもオススメですよ。
②繊維を断ちきるようにスライスする
繊維にそって玉ねぎを切るのではなく、あくまでも繊維に対して直角になるように切るのがコツです。
繊維にそって切ってももちろん苦みが出にくいのですが、繊維を断ちきるようにした方がより外へ苦みが逃げるので、水にさらしたりしたときに抜けやすいので苦みを感じにくくなります。
縦にまず半分に切って、Vの字に包丁を入れて芯を取り、切り口を下にして繊維に直角に端から薄く切っていきます。
言葉じゃ分かりにくいので動画を参考にしてみてくださいね。
玉ねぎが苦いときの対処法は?苦味を柔らげる切り方ってある?まとめ
玉ねぎが苦いときの対処法やその理由、苦味を極力減らす方法についてご紹介しました。
・生スライスには、酢水or砂糖を使う
・すりおろしには、加熱してから冷ます、リンゴやレモンを使う、放置
・調理後は、玉ねぎだけ再加熱or細かく刻む
・玉ねぎの苦みの原因は、硫化アリルという化合物だが水溶性で溶けやすい
・苦みが出ない切り方は、繊維を断ちきるように薄く切る
玉ねぎが苦いことはよくありますが、ここでお伝えしたことを実践すれば和らげることが出来るので是非試してみてくださいね。
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