大根の中が緑色や黒い空洞!これって食べれるの?変色するのはなぜ?

大根の中が緑色や黒い空洞!これって食べれるの?変色するのはなぜ?


大根を切ったときに、中身が青や緑、黒などに変色していたり、空洞が見られたりしたことはありませんか。

変色や空洞があってもこのまま調理をつづけても本当に大丈夫なのか心配なところですよね。

そこで、今回は大根が変色してしまったりする理由や新鮮な大根の見分け方のポイントなどをお伝えしていきます。

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大根の中が緑色や黒、空洞があるのは食べられる?

大根の中が緑色や黒い空洞!これって食べれるの?変色するのはなぜ?

大根を切ったときに中身が緑色~青色、黒などに変化してしまっていたなんてことがありますよね。

また色はあまり変わっていないのに空洞があってこれは食べられるのか迷うところですよね。

まず、結論からお話しますが、上記のような色の変化や空洞があっても食べられます。

少し固く食感が悪かったり、苦みがあったりして味が少し落ちたり、若干気になるところはありますが、食べても問題はありません。

気になる場合には、そぎ落とすようにしてくださいね。

色が変わってしまうことや空洞が出来てしまうのは、成長過程でよくあることです。

1年中大根が売られていますが、こういった現象が起きやすいのは、旬ではない夏場です。

旬の冬にもおこることももちろんありますが、圧倒的に見られるのは、今の暑い時期です。

 

なぜこのような変化が起きてしまうかは、次の項で説明していきたいと思うのですが、逆に食べてはいけない大根もお伝えしていきますね。

食べられない大根

・すっぱいニオイがする

 

・カビ臭いニオイがする

 

・変な色の液体が出る

 

・ヌメヌメ・ヌルヌルする

 

・ぶよぶよ柔らかい

 

・黒い斑点(カビ)がたくさんついている

 

・中身がドロドロになっている

など明らかに原型をとどめていないものや、色が全体的に変わっているものなどは腐っているまたは、腐り始めているので食べるのは危険なので止めてくださいね。

大根が変色するのはなぜ?

大根の中が緑色や黒い空洞!これって食べれるの?変色するのはなぜ?

大根が青や黒など様々な色に変色することがありますが、これらは以下のようなことが考えられます。

①青あざ症

青あざ症は、大根を切ったととき、大根の中心部にかけて青く変色していることを言います。

特にカビとかでもないですし、病気でもありません。どちらかというと生理現象に近いのがこの青あざ症です。

青あざ症は内部におこるため、残念ながら外見だけでは分かりません。

切ってみて初めて気づきます。

原因は、3つです。

1:高温

大根は、旬が冬場でお分かりの通り、寒さには強いのですが、暑さにとても弱い野菜なのです。

夏にも収穫されるのですが、夏は土壌の気温も上がってしまうので、大根が暑さに耐えられず青く変色してしまいます。大体25℃以上あるとおこりやすくなってしまうそうです。

2:老化

大根が乾燥や必要以上の水分を保ってしまうとアントシアニンという色素が変化して急激に老化してしまい青色に変化してしまいます。

3:ホウ素の欠乏

大根が成長するのに大事なホウ素が、大雨などによって土壌からなくなってしまい、大根に行き渡ることなく欠乏状態になると青く変化してしまいます。

 

②水晶現象

水晶減少は、大根を切ったときに、断面がりんごの蜜のようになっていて透けて見える部分が紫や黒色に変化する減少です。

水晶減少も生理現象です。

これも青あざ症と同じく気温の変化でおこりやすく、特に夏場に頻発しやすくなっています。

気温が高いところで保存したりすると変色してしまうので、冷蔵庫でしっかり保存することが大切です。

③ダイコンバーティシリウム黒点病

ダイコンバーティシリウム黒点病は、大根を切った時に、黒いポツポツとした斑点が円を描くようにつくものです。

これは、病気です。

糸状菌というカビの影響で、栽培中の土壌に繁殖してしまいます。

20~24℃くらいの気温の時に栽培した野菜に発生しやすく、大根だけでなくトマトやじゃがいもなどの一般的なものもかかりやすい病気です。

ただ、カビでおこる病気ですが、カビが大根全体に広がっていなければ、食べることは可能です。

空洞がおきる理由

空洞がおこる理由も説明していきますね。

空洞は、主に水分不足からきています。やはりこちらも夏場に多くなっています。

 

新鮮な大根の選び方は?コツやポイントってある?

大根の中が緑色や黒い空洞!これって食べれるの?変色するのはなぜ?

冬が旬な大根ですが、1年中手に入るので、旬以外の時でも新鮮でおいしい大根を選びたいですよね。

そこで、新鮮な大根の選び方のコツやポイントをみていきましょう。

1:ずっしり重く太い大根を選ぶ

手に持ったときにずっしりと重みを感じるものを選ぶと、中身がしっかりギュッと詰まっていて固くおいしい大根と言えます。

2:葉っぱは緑色のものを選ぶ

大根を買うなら葉付きの物がオススメです。

大根の葉にはビタミンなどの栄養もたくさんありますし、捨てるのはもったいないです。

葉は濃い緑色でまっすぐに伸びているのが良いです。葉や茎が黄色く変色しているものは鮮度が落ちているので避けるようにしましょう。

葉付きの物を買った場合には、つけたまま保存するのではなく、すぐに切り落として乾燥しないようにペーパーやラップなどに包んで保存します。

 

葉がついたままだと、根の部分の水分や栄養を吸ってしまって大根の鮮度が一気に落ちてしまいます。

3:大根の表面がしっとりすべすべなものを選ぶ

大根全体がしっとりとしていて、すべすべでハリがあるものだと、水分がたっぷり含まれていておいしい大根です。

4:ひげ根が少なくボコボコしていないものを選ぶ

水分が適度に含まれていてみずみずしい大根は、ひげ根が少ないのが特徴です。

ひげ根が多く表面がボコボコしているものは、中がすかすかだったりパサついて可能性が高いです。

5:白い根の上部が黒ずんでいないものを選ぶ

根の上部、葉っぱの近くが黒ずんでいるものは、内部に空洞があったり、白い筋が入っていることがあるので、黒っぽくなっているものは避けます。

6:カット済のものは、断面をしっかりとチェック

大根は、半分や三分の一にカットされたものも売っていますよね。

そんなカット品を選ぶときに注目するポイントは、断面です。

断面をよく見て、ひび割れや穴、筋などが入っていないか確認してください。これらがあるものは鮮度が落ちているので、新鮮なものを選ぶなら、きめ細かいものを探してみてくださいね。

大根の中が緑色や黒い空洞!これって食べれるの?変色するのはなぜ?まとめ

大根の変色や、食べられるかどうかの見極め方などについてご紹介しました。

・全体にカビていなければ、青や緑、黒に変色していても食べる事は可能

・青く変色するのは青あざ症が原因

・透けたような紫や黒に変色するのは水晶現象

・黒い斑点のように変色するのはダイコンバーティシリウム黒点病

・空洞が出来るのは水分不足

 

・新鮮な大根を選ぶポイントは6つ

1:ずっしり重く太い大根を選ぶ

2:葉っぱは緑色のものを選ぶ

3:大根の表面がしっとりすべすべなものを選ぶ

4:ひげ根が少なくボコボコしていないものを選ぶ

5:白い根の上部が黒ずんでいないものを選ぶ

6:カット済のものは、断面をしっかりとチェック

 

暑い時期の大根は変色などのトラブルも起こりやすいですが、新鮮な大根を選ぶポイントを参考にしたり、5℃以下の冷所でしっかり保存すると大分防げるので是非ためしてみてくださいね。


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