食器を使おうとして取り出したときに、お皿によく見ると黒い点があり、もしかしてカビ!?と驚いたことがある人もいると思います。
まさか食器にカビがつくなんてショックだけど、このままにしておくのも・・どうしようか悩みどころですよね。
そこで、今回はカビの生えた食器のその後として、洗い方やカビの生えないための対処法などをお伝えしていきます。
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カビの生えた食器はまだ使えるの?捨てたほうがいい場合は?
カビが生えてしまった食器ですが、捨ててしまうか、そのまま使って良いのか迷ってしまいますよね。
ただ、いきなり捨てるという判断は待ってください。
カビが生えてしまうと衛生的に心配になってしまいますが、きちんとキレイに落とすことが出来れば使い続けても大丈夫なんですよ。
きれいに落とす方法もとても簡単なので次の項でお伝えしていきますね。
洗い方を説明する前に・・・こんな場合には、処分も検討必要!?
何回もカビが生えてしまうような食器
普通に洗って乾かして使っていれば、そんなに頻繁にカビることもないのですが、もしもカビの生える頻度が多くなり何度も洗い落としてるような場合には、お皿自体の寿命が近づいている可能性があります。
そんな時には、処分も検討する時期かもしれません。
なんとなくカビが生えてから使いたくないと思ったとき
やはりきれいに落とせると知ってもカビという菌に抵抗がある人も多いでしょう。
なんとなくモヤモヤした気持ちで使い続けても良い事は1つもないので、そういった場合には、処分も検討してみてください。
カビの生えた食器の洗い方は?
普通に食器を洗うときには、食器用の洗剤と水をつけてスポンジで擦り洗いをするだけでOKですが、カビが生えてしまった時には、その方法だけではカビの菌に対しては不十分です。
カビの色は落ちますが、菌が食器に残っている可能性が高いので、洗ってもまたカビがすぐに生えてくるでしょう。
そうならないためにも、カビが生えたときには以下のような洗い方をすることがオススメです。
①食器用の塩素系漂白剤を使う
塩素系の漂白剤は、いわゆるハイターと呼ばれているものです。
ハイターなどの塩素系の漂白剤は、カビを除菌する効果が高く短時間つけおくだけで簡単にキレイにすることが出来ます。
カビ取りの手順
①窓を開けるか、換気扇を回して換気を十分にする
②ゴム手袋や使い捨て手袋などをはめる
③食器がつかるくらいの桶などに水をはる
④塩素系の漂白剤をキャップ1杯程度入れ軽く混ぜる
⑤④の中にカビのついた食器を入れる
⑥30分程度放置する
⑦流水でよく流したあと食器用洗剤をつけたスポンジで再度洗う
⑧よく泡を落として、水分をしっかりとり乾燥させて完了
※ちなみに、液体のハイターより泡で出るタイプのもののほうが、ダイレクトに食器のカビに吹きかけることが出来て簡単なので、オススメです。
泡タイプのものを使う時は、水で薄めたりしないでそのまま使用してください。
②酸素系の漂白剤
塩素系の漂白剤を使うとニオイがキツかったり、カビが落ちてもお皿にニオイうつりしてしまって嫌だなと思う方は、酸素系の漂白剤を使うのがオススメです。
酸素系の漂白剤は塩素系のように鼻につく独特のニオイがないものが多いので、漂白剤の中でも使いやすいでしょう。
ちなみに、酸素系の漂白剤は40~50℃のぬるま湯につけると効果が発揮されるので、事前にお湯を用意してください。
カビ取りの手順
①窓を開けるか、換気扇を回して換気を十分にする
②ゴム手袋や使い捨て手袋などをはめる
③40~50℃のお湯に酸素系の漂白剤を大さじ1杯程度入れ軽く混ぜる
④③の中にカビのついた食器を入れる
⑤1時間程度放置する
⑥流水でよく食器についた漂白剤を洗い流す
⑦水分を拭き取りよく乾かし完了
③熱湯でつけ置きする
意外かもしれませんが、カビは熱湯につけることで死滅します。
昔から煮沸消毒などがありますが、実は理にかなった方法であり、漂白剤などを使いたくないという方にはとてもオススメな方法です。
カビ取りの手順
①食器用の洗剤を使ってまず、表面のカビを落とす
②カビがついた食器が入るくらいの大きさの鍋にお湯を沸かす
③火傷に注意しながら②にカビを落としたい食器を入れる
④弱火にして10分ほど煮る
※お皿を入れてからグツグツ泡が出るほど沸騰させるとお皿が割れる可能性があるので、火は、弱火にしてください。
もし、弱火でもお皿が気になるときには、火を止めてつけおいても大丈夫です。
⑤お湯が少し冷めたらお皿を取りだし、自然乾燥をさせ完了
食器にカビが生えないようにする対処法は?
食器にカビが生えないようにするには、いくつか対処法があります。
カビを発生させないために
①食器は使ったら出来るだけ早く洗う
②洗った後の水分はしっかり拭き取るか乾燥させる
③食器棚に食器をしまうときには、食器をあまり重ねすぎない
④食器は風通しの良い場所で保管する
⑤食器棚の扉は定期的に開けて中を換気する
⑥食器棚の中の湿気を吸い取るために乾燥剤や新聞紙などを入れる
以上にあげたようなことが、カビを生やさないためにできる大切な対処法です。
特にこれからの時期に気をつけておきたいことなのですが、使った食器などを桶などにつけて後でまとめて洗ったりとついしてしまいがちなことですが、汚れがついたままのお皿を放置しておくと、どんどん菌が繁殖してしまい、数時間後には菌だらけなんてことが発生します。
菌が付着したままだと、食器用の洗剤で洗っても洗浄が不十分でカビの発生を高めます。
ですので、基本的に使ったお皿はすぐに洗うようにしましょう。
そして、洗ったあとは水分をしっかりと取り乾燥させ、空気の取り道をしっかり作ってあげることで、カビの繁殖を抑えることが出来るのです。
カビの生えた食器は捨てる?まだ使える?対処法を徹底調査!まとめ
食器のカビの落し方や対処法、カビを発生させにくくする方法についてご紹介しました。
・カビが生えた食器でもきちんと洗うことが出来ればそのまま使う事が可能
・カビの生えた食器の洗い方は3つの方法(塩素系・酸素系の漂白剤・熱湯消毒)
・カビを生やさないためには、使ったら早めに洗い、食器をよく乾燥させ、風通しの良い場所で保管する
毎日のちょっとしたコツでカビの発生を抑えることが出来ます。
もしカビが生えてしまったとしても、今回ご紹介した方法でキレイに落とすことが出来るので是非試してみてくださいね。
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