アスパラガスが生で食べられるって知っていました?
なかなか生で食べるような野菜じゃないけれど、実は生で食べられるみたいなんです。
ただ、そうは言っても、周りに食べている人もいないし、どんな風に食べればいいのか疑問は深まるばかりですよね。
そこで、今回は、生で食べられるアスパラガスの条件や食べ方など、アスパラガスについてお伝えしていきます。
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生で食べられるアスパラガスの条件
生でアスパラガスを食べれる場合の条件というのは、鮮度です。
この鮮度というのは、大体取れたて直後から3時間以内のことを指します。なかなか、この新鮮さは、農家の人などしか経験することは難しいかもしれません。
アスパラガスは、収穫時に根元から切り取った瞬間から徐々に鮮度が落ちてしまいます。ですので、スーパーなどに並んでいるものは、収穫されてから2日程度は経過しているので、大分鮮度は落ちているので、生食には向きません。
ただし、最近では、ネット販売で生でも食べられるアスパラガスが売っているようで、どうしても食べて見たいという場合には、こういうところから入手することも可能です。
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また、最近では、グリーンアスパラ以外にも、ホワイトアスパラや紫アスパラなど様々な色のアスパラが売れていて、色つきのもののほうが、甘くて生食で食べてもアスパラ独得の青臭い感じがないという口コミもあるようなので、もし生食をするというときには、こちらも検討してみてくださいね。
新鮮なアスパラガスの見分け方
新鮮なアスパラガスを見極めるにはいくつかポイントがあります。
見極め方のポイント
その①茎が太く固い物を選ぶ
アスパラガスは、鮮度が落ちるのが早い野菜なのですが、茎が固く太い物のほうが、細いものに比べて、より長く鮮度を保つことが出来ます。
その②切り口がみずみずしい
アスパラガスを包丁で切ったときの切り口をみて、水分が出てくるようなみずみずしいものは鮮度が良い証拠です。
逆にしなっとしているものは、すでに鮮度が落ちている可能性が高いです。
その③はかまの状態を確認
アスパラガスをよく見てみると、いくつもの褐色がかった三角形の形をしたものがついています。
あれを、はかまと呼ぶのですが、新鮮なものほど、はかまは正三角形をしており、はかま同士の間隔が広く広がっています。
その④穂先がしっかりと閉じている
新鮮なものほど、穂先が固くしっかりと閉じています。鮮度が落ちてくると徐々に広がってくるので見極めるポイントです。
アスパラガスは子どもや妊婦さんでも生で食べていいの?
生で食べられるアスパラガスもありますが、子供や妊婦さんなどは、基本的に生で食べるのは止めましょう。
特に小さいお子さんの場合には、大人と違って、消化管が未発達であるので、生で食べるのは止めておく方が良いでしょう。
また、妊婦さんに関してもなのですが、妊婦さんも、妊娠前より身体がデリケートになっているので、アスパラガスもそうですが、基本的に生ものを食べるのではなく、火を通して食べた方が、安心で安全と言えるでしょう。
アスパラガスはとても食物繊維や葉酸など優秀な栄養素をたくさん含んでいますが、繊維質が多いので生で食べることで、消化に時間がかかりお腹を壊してしまったり、生なので、身体を冷やしてしまったり、身体にとって負担がかかる可能性があります。
アスパラガスを生で食べる場合の食べ方は?
アスパラガスを生で食べる場合の食べ方は、やはりサラダにしてたべたり、他の野菜と一緒に野菜スティックとして食べるのがオススメです。
生のアスパラガスは、基本的に新鮮なのでとてもみずみずしく、甘みもあるので、アスパラガスの本来の旨みを楽しむことが出来ます。
アスパラガスをそのまま生で食べるときには、注意があります。
生だから、洗えばすぐに食べられるのでは?と思いますが、実は生で食べる場合にも、火を通すとき同様に下処理が必要なのです。
アスパラガスは皮が厚く繊維質がおおいので、皮を向く必要があります。
春先など時期によっては、アスパラガスが比較的柔らかいので、あまり熱心に皮むきをしなくても大丈夫ですが、基本的には必要であると覚えておきましょう。
下処理の仕方はとても簡単です。
<皮のむき方>
①根元を1㎝程度包丁で切り落とす
②穂先は残したまま、穂先の少し下からピーラーを使って皮をむく
③1~2往復皮をむいて完成
あとは、繊維を断ちきるように包丁で乱切りして、それをサラダに使ってみたり、皮をむいたものをそのまま野菜スティックのように食べるだけです。
生のアスパラガスと火を通したアスパラガスの栄養の違いは?
ここまで、生のアスパラガスの話しをしてきましたが、実際に生食で食べるときと、火を通した時に栄養の違いなどはあるのでしょうか。
アスパラガスには、
- アスパラギン酸
- ルチン
- ビタミンC・E
- 葉酸
- 食物繊維
など多くの栄養素が含まれています。
これらアスパラに含まれている栄養は基本的に生で食べた方がより摂取出来るといわれています。
もちろん火を通してもそこまで、半減はしないと言われていますが、火を通すときに気をつけて欲しいことがあります。
それは、お湯で茹でてしまうことです。
アスパラガスをお湯で茹でてしまうと、それらの栄養素は水に溶けてしまう性質を持っているため、せっかくの栄養が水の中に逃げてしまい体内へはあまり摂取されません。
ですので、栄養素を重要しするのであれば、茹でるのは、出来るだけ避けて、生で食べたり、煮たり、焼いたりと使う方が良いでしょう。
ただ、どうしても茹でたものが食べたいというような場合には、スープなどにアスパラガスを入れると、スープの水分に栄養素が溶け込んで、しっかりと栄養を取ることができるので、こういった場合には茹でても大丈夫です。
アスパラガスの賞味期限はどれくらい?
アスパラガスの賞味期限ですが、生で食べられるものでしたら、収穫した時から翌日程度、その他であれば、大体3~4日程度といったところでしょうか。
あくまでも目安なので、アスパラガスの状態は常に確認してください。
アスパラから変なニオイがしたり、ヘナヘナになりすぎていたりするものは、腐りかけているので食べないようにしてください。
アスパラガスの保存方法
アスパラガスを保存するときには、出来るだけ新鮮さを保つような保存の仕方が好ましいです。
基本的に、野菜を保存するときには、その野菜が生えていたときと同じ格好で保存することが大切です。
アスパラガスは、土の上で真っ直ぐ育っているので、冷蔵庫に立てて保存します。
ただし、そのまま保存すると乾燥してしまうので、まず、アスパラガスの根元を少しだけ切り落とし、濡らしたキッチンペーパーなどで切り口付近を包みます。
そして、ラップを全体的にして、ビニール袋などに密閉して野菜室に立てかけるようにして保存しましょう。
大体3~4日ほどを目安に食べきるようにした方が良いですが、もし食べきれないような場合には、固ゆでしてから冷凍保存すると大体1ヶ月程度は保存が利きます。
まとめ
生でアスパラガスを食べることが出来ますが、何より新鮮さが大事ということを覚えておいてください。
最近では、早どりしたものがネットなどでも売られているので、比較的手に入りやすくなっているようなので、気になる方は是非探してみてくださいね。
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