秋から冬にかけてはきのこが美味しい時期ですよね。
種類も色々あって、加熱調理をして食べるのが一般的だと思いますが、実は生食できるきのこがあるって知っていましたか?
あまり生食で食べること自体機会が少ない気がしますが、実はマッシュルームはきのこの中でも生食OKなの食材なのです。
そこで今回はあまり知られていない生食できるマッシュルームやその他のきのこの生食についての危険などお伝えしていきます。
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きのこで生食できるのはマッシュルームだけって本当?
きのこで生食できるのは、身近なところだとマッシュルームだけなので間違いはありません。
ただ、補足的にいうと他にもう1つ、高級食材で有名なトリュフも生食可能なきのこと言えます。
今回はマッシュルームについてなので、こちらにポイントを当てますが、マッシュルームでも生で食べられるものには、いくつかポイントがあります。
それらに当てはまらない場合には、基本的に加熱調理して食べた方が安心です。
下記では生食できるポイントを上げておくので、是非覚えておきましょう。
生食できるマッシュルームのポイント
①収穫してから3日以内の新鮮なもの
②かさがしっかり閉じている物
③変色していないもの
④軸の周りに黒ずみがないもの
⑤かさがつるすべなもの
⑥かさの裏のひだが暗褐色のもの
マッシュルームは新鮮な物なら生食も可能ですが、比較的傷みが早い食材でもあるので、食べる場合には、時間を空けずに出来るだけ早めに食べるようにしてくださいね。
きのこの生食は危険なの?
マッシュルームは生食でも大丈夫なことはお分かり頂けたと思いますが、他のきのこについては絶対的に生食は危険なことを合わせて覚えておいてください。
きのこを生で食べてしまうと、食中毒を起こしてしまったり、胃腸障害、皮膚障害など様々な危険性を起こすことがあります。
もう少し詳しく説明していきますね。
きのこの有名どころでいうと、まずはしいたけです。
しいたけを生で食べるとしいたけ皮膚炎という症状を起こすことがあります。
このしいたけ皮膚炎というのは、しいたけを食べたから数分から数時間後経過したあたりで、突然皮膚にミミズ腫れのような、蕁麻疹のような発疹や痒みなどが背中やお腹と言った部分に出てきます。
また、しいたけには、ホルムアルデヒドという毒の成分も持っているので、これらによって胃腸障害が起こる可能性もあります。
他にも、エリンギやマイタケなどのきのこには、シアン化合物という毒があり、エノキにはフラムトキシンという強心作用や溶血作用のあるタンパク質が含まれています。
このようにきのこの種類によっては生で食べると大変危険な成分を持っているのです。
ただし、これらが危険なことには変わりありませんが、あくまでも生で食べた場合です。
しっかりと加熱調理すれば、これらの成分はほとんど消えてしまうので、悪さをすることはないので、過剰に怖がらなくても大丈夫なのです。
きのこで食中毒になるとどうなるの?
きのこを食べて食中毒になった場合、多くは吐き気や嘔吐、腹痛や下痢といった症状が食べてから24時間以内に起こります。
早いと、食べてから10分以内にこれらの症状が急激にでることもあります。
また、症状がひどい場合だと、けいれんや意識消失、血圧低下など命の危険も起こる可能性があるので、明らかにきのこを食べて体調を崩した場合には、速やかに医療機関を受診するようにしましょう。
まとめ
基本的にきのこは加熱して食べるほうが安心で安全です。
ただ、冒頭でもお伝えしたとおりマッシュルームは生食が可能です。もしもマッシュルームを生で食べる場合は、出来るだけ新鮮なものを選び、早めに食べきるようにしてくださいね。
そして体調がおかしいなと思ったら、早めに病院へ行くようにしましょう。
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