異動や退職などがある会社では、送別会が開催されますよね。
いつもは、送る側だったけれど、今回は送られる側となって初めての経験でマナーなどどうすれば良いのか迷ったりしてしまったという方もいると思います。
そこで、今回は送別会で送られる側のマナーや挨拶の例文などお伝えしていきます。
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送別会で送られる側のマナーとしておさえておくポイント3つ!
送別会で送られる側にもマナーがあります。
送られる側であるあなたは主役でもあるので、その主役がマナーを守らないのは主催してくれた人にも、参加してくれた人にも失礼に当たってしまいます。
そこで、送られる側のマナーのポイントを下記でお伝えして行きます。
ポイント1 常に明るく積極的に参加しよう
普段の飲み会などでも遠慮してしまいがちな人やこういった会が苦手という方も多いと思いますが、今日はあなたが主役の日です。
開催してくれたことに対して、感謝の気持ちを持ちつつ、みんなが気持ちよく最後まで過ごせるようにどんなに苦手でも今日だけはニコニコ明るく振る舞ってください。
ポイント2 座る席に気をつけよう
幹事の人に誘導されることもあると思いますが、席を自分で選ぶ場合には、出来るだけ参加している人の顔全てが見える位置(真ん中付近)に座るようにしましょう。
ポイント3 挨拶回りをしよう
会が少し進んで落ち着いてきたら、送られる側が1人1人に挨拶をしていきましょう。
一言二言でも良いので、感謝の気持ちを伝えると良いでしょう。また人数が多くて回りきれない場合には、各テーブルを回って数人一気にまとめて挨拶をする感じでもOKです。
ここで、挨拶回りをすることで、良い印象を持たれたまま終えることが出来るでしょう。
送られる側なのに、色々気を遣わなくちゃいけなくて正直大変なこともあると思いますが、これも最後の仕事と割り切って、数時間をどうか乗り切ってくださいね。
送別会で送られる側の挨拶例文
送別会が進んで終わりに近づくと、送られる側は挨拶を求められます。
挨拶と言われても、何を話せば良いのか迷う方もいると思います。
そこで、挨拶のポイントとシチュエーション別の挨拶文の例文をご紹介していきます。
<挨拶するときのポイント>
①挨拶文は簡潔にする
長々と話してもあまりよくありません。出来るだけ簡潔に話しは3~5分以内でおさめるようにしましょう。
②丁寧な言葉使いをしましょう
送別会という会なので、いくら親しい関係者が集まったとしてもフランクになりすぎてはNGです。出来るだけ感謝の気持ちが伝わるように心をこめて丁寧に話すようにしましょう。
<シチュエーション別の挨拶文>
~異動の場合の挨拶~
本日は、私のために、このような会を開いて頂き、本当にありがとうございます。
〇〇さん(上司の名前)をはじめ、皆さんから多くの温かいお言葉を頂き、大変嬉しく思っております。
このたび、私○○は、〇月〇日付けで〇〇(支部・部署など)に移動することとなりました。
この数年間、当部署において、たくさんのやりがいのある仕事を任され、多くの学びを得ることが出来ました。
皆さんに時には厳しく、時には優しくたくさんのことを教えていただき、成長することが出来たと思います。ありがとうございました。
今後新しい部署に異動することとなりますが、こちらで教わったことや経験を生かして、○○部署でもしっかりと業務を遂行して参りたいと思います。
最後になりましたが、皆様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げ、お礼の挨拶とさせていただきます。
本日は、誠にありがとうございました。
~結婚や出産のために退職する場合~
本日は、私のためにこのような素敵な会を開いて頂き本当にありがとうございます。
また、(上司の名前)さんをはじめ、みなさまよりあたたかいお言葉をいただき、大変嬉しく思っております。
ありがとうございます。
私○○は(結婚 or 出産)により、○月○日付けで退職することになりました。
入社してから数年間、ご迷惑をかけてしまうこともたくさんありましたが、温かい指導や見守りのおかげでここまで仕事をすることが出来ました。
優しい上司や気の合う同僚、ここで一緒に働いた全ての人と過ごした時間は私にとってとても幸せでした。
まだまだ皆さんとは一緒に働きたかったのですが、これからは家庭に入り頑張っていきます。そして、ここで培った経験をもとにどんな困難にも強く立ち向かって行きたいと思います。
最後になりましたが、皆様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げ、お礼の挨拶とさせていただきます。
本日は、本当にありがとうございました。
~自己理由による退職~
本日は、私のために、このような会を開いていただき、本当にありがとうございます。
○○(上司の名前)さんをはじめ、みなさまよりあたたかいお言葉をいただき、大変嬉しく思っております。
このたび一身上の都合により、○月○日付けで退職することになりました。
入社して以来、皆様方には多大なるご支援、ご指導ともにしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
たくさん育てていただいてきたのに、まだ恩返しもし切れていない状況で退社することは心苦しいことではありますが、こちらで培ったものを生かして次の環境でも頑張っていこうと思います。
最後に、みなさまのご健勝とご活躍を、そして◯◯株式会社のご発展をお祈り申しあげて、私の挨拶とかえさせていただきます。
本日はこのような会を開いてくださり、本当にありがとうございました。
またご縁があれば宜しくお願いします。
~定年退職の場合~
本日はこのような会を開いて頂き、大変感謝しております。
早いもので入社してから〇〇年、おかげさまで定年の日を迎えることが出来ました。
〇〇社すべての皆様に心から御礼申し上げます。
入社以来、様々な部署でたくさんの仕事を経験させていただきました。
その中でも、退職直前となるこの年に配属され、最後の仕事となったこちらの部署での経験は生涯忘れられない思い出となっています。
仕事を続ける中で大変なこともあり途中で投げ出したくなることもありましたが、こうして最後まで続けてこれたのは皆様初め、すでに退職された先輩方のおかげでもあります。
本当に皆様には感謝の念でいっぱいです。
最後に、皆様のさらなるご活躍をお祈り申し上げると共に、〇〇社の一層のご発展をお祈り申し上げ、感謝のご挨拶とさせていただきます。
送別会で送られる側もお金払うの?
送別会で送られる側の会費についてですが、多くの場合、送られる側じゃ負担しないケースがほとんどだと思います。
事前に幹事の方から伝えられるケースもあります。その時には、感謝の気持ちを表してお言葉に甘えるようにしましょう。
ただ、払わないケースが圧倒的なのですが、場合によっては当日まで微妙なところもあります。
そうした時のために、一応会費は用意しておいてください。
そして、タイミングを見計らって、幹事なり参加者に会費を払うという姿勢を見せてください。間違っても払ってもらって当たり前という態度は出さないでくださいね。
きっと、送る側なんで大丈夫です!と言われると思うので、その時はお言葉に甘えてありがとうございます。と一言伝えましょう。
そして、後日チョットしたお礼をするようにしてください。
お礼と言っても高価な物でなくてOKです。
小分けに出来るお菓子などで大丈夫なので、送別会が終わった翌日や最終出勤日までに、用意してみなさんに配るようにしてください。
送別会で送られる側のマナー・挨拶・お金のまとめ
送別会についていかがだったでしょうか。
送られる側のマナーのポイント3つ
・常に明るく積極的に参加
・座る位置に注意
・落ち着いたら挨拶回り
挨拶のときのポイントは2つ
・簡潔に
・丁寧な言葉使いで
・送別会の会費は送られる側の負担はほぼないが、後日お礼の菓子折を準備
送られる側にもたくさんポイントがあることがお分かり頂けたかと思います。
色々気を遣うこともありますが、最後に感謝の気持ちを忘れずに楽しんで参加してみてくださいね。
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