インフルエンザが子どもの学校で流行り始めました!
身近な人でもかかっているひとがいて、注意しなきゃいけないなと思って、手洗いうがいを心がけようと呼びかけていました。
そんなときテレビで「インフルエンザウイルスをほぼ100%撃退する薬局で買える液体とは?」っていうのを見たんですよね。
「エタノール消毒液」というのが効果的とのこと。
エタノール消毒液って名前はよく聞くけど、どんな効果があるのか、どう使えばいいのかわかりません。
そこで、今回はインフルエンザウイルスに効果的なエタノール水溶液について徹底調査しました!
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エタノール消毒液とは?
エタノールというのは、お酒の成分と同じアルコールのことで、エチルアルコールとも呼ばれています。
薬局に行くとよく「無水エタノール」と「消毒用エタノール」というのを見かけますよね。
これってどう違うんでしょう?
この2つの違いはエタノールの濃度なんです。
無水エタノールは水を含んでいなくて、エタノールの濃度が100%のもの。
消毒用エタノールは、精製水が混ざっていて、エタノールの濃度は70%~80%のものを指します。
イメージからするとエタノールの濃度が濃いほうが、消毒の効果がありそう!って思うんですが、実はそうではないんです。
エタノールの除菌効果が最も期待できる濃度は70~80%で、80%以上になると逆に除菌力が低下するんですって。
なので、インフルエンザウイルス対策用としては「消毒用エタノール」を買った方がいいということですね!
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【参考資料】
エタノール消毒液の特徴や効果は?
エタノール消毒用は、「エンベロープ」という膜で包まれているようなウイルスに効果的と言われています。
エンベロープをもつウイルスは
- インフルエンザウイルス
- RSウイルス
- 水痘・帯状疱疹ウイルス
などがあります。
エタノール消毒液は、大部分が脂質からなるエンベロープを簡単に壊すことができます。
エンベロープを持たないウイルスに比べると、消毒効果がより発揮できるので、インフルエンザウイルス対策として買うなら「エタノール消毒液」が良いということなんですね。
【参考資料】
エタノール消毒液の使い方は?
エタノール消毒液は、まずしっかり手を洗った後に使います。
効果的な手の洗い方
手を水でぬらしたあと、手のひらでせっけんをよく泡立てて全体をこすります。
手の甲や指先、爪や指の間、親指、手首と小指側の側面の順に20~30秒ぐらいかけてこすり洗いします。
順天堂大学大学院感染制御科学の堀賢教授によると「ハッピーバースデートゥユーの歌を1回歌うと約10秒なので、これを2~3回歌いながら洗うといい」と話しているそうです。
子どもにとってはわかりやすいかもしれませんね^^
洗い終わったあとは流水でせっけんをよく洗い流し、手を拭きます。
できれば、タオルは使い回しではなく各自でそれぞれ用意し、共有は避けた方が良いです。
経済的に余裕があればペーパータオルを使うのがベストですが・・・我が家では大変家計に響きます^^;
エタノール消毒液の使い方
手をきれいに洗った後、エタノール消毒液をくぼませた手のひらに取ります。
量の目安は500円玉大くらいです。
まず、指先につけてよくなじませてから、手のひら側と手の甲側の全体、指の間、親指、手首と小指側の側面に広げて、すり込んでいきます。
【参考資料】
アルコール消毒って効果あるの? 医者に聞いた風邪・インフルエンザ予防
まとめ
インフルエンザウイルスはエンベロープという膜をもっているので、それを壊す働きがあるエタノール消毒液が有効的なんですね。
よく薬局で見かける「無水エタノール」はエタノールの濃度が100%なのですが、それよりはエタノール濃度70~80%の「エタノール消毒液」の方が効果はあることがわかっているので、買うときは間違えないように気を付けてくださいね。
消毒も大事ですが、私は普段から免疫力を上げたり、体力をつけるための食生活や運動も大事だなと思っています。
最近、免疫力アップに効果的だと話題になっているバナナとキウイのヨーグルトスムージーについてはこちらに詳しくまとめているので、あわせて参考にしてください。
インフルエンザに負けず、元気に冬を乗り越えたいものですね!
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